初めてこの曲を聴いたのは、もう20年程前のこと。
カメリアダイアモンドのCM曲として流れていたのを偶然聴いたのが最初だったと思う。
アルバムの最後。
透き通るような高音のアカペラ。
この曲の録音時、他の楽器も加えたバージョンもあったそうなのだが、結局彼女の声だけの方がそれらに勝る透明感があったそうで、そちらが採用されたそうである。
長らく彼女の「AMAZING GRACE」が私のリファレンスとして君臨していた。
今日、久々に心が揺らぐような「AMAZING GRACE」に出会えた。
しかも、二人。
彼女は巧い歌手ではない。
ただ、彼女の存在自体が既に「絵」になるのだ。
彼女の歌う「AMAZING GRACE」も同様でどことなく危うく、脆く、それでいて強いという酷く矛盾した存在感を放つ。
iPodで一人の世界で聴くとその印象はさらに増すだろう。
21世紀の歌姫と言うに相応しい一曲ではないか?
ただ一言「うわぁぁぁぁ!」だ。
本田美奈子という稀代の名歌手を失った悲しみとそれを見抜けなかった己の不明を恥じよう!
亡くなって追悼番組でこんなこと知るとは…残念!
凄いって言葉は安易に使いたくないが、これはもうとんでもない。
全身全霊で歌う彼女の歌い方は、歌のジャンルや再生する機器をも超越して私の心を鷲掴みにして放さなくなってしまった。
なんで聴いておかなかったのか!
悔やんでも悔やみきれない1枚。
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